DLLってなに?
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パソコンに新しくアプリケーションソフトをインストールするときなどに、【DLLを上書きしますか?】と言うメッセージが出てくることが時々あると思います。
そのメッセージが出たときには、「普通は上書きはしないほうがいいよ!」って聞きますよね?
なんででしょう?
それは、DLLって何かな?って言うことを知っておけば、わかってくることです。
では、DLLってなんでしょう??
◆DLLってなに?
DLLとは、ダイナミック リンク ライブラリの略です。
複数のアプリケーションソフトで共通すような動作(例えば、ハードディスクに対しての入出力動作など)がある場合、おのおののアプリケーションソフトに同じプログラムを搭載するのは、非常にムダがありますよね?
そのぶんハードディスクの容量もムダになるし、プログラムの読み込みの時間もロスになります。
じゃあ、どうすればいいか?
どのアプリケーションソフトでも共通に使える、プログラムを作って共通に利用すればいいじゃないか!ってことになりますよね?
それが、DLL・ダイナミック リンク ライブラリです。
ハードディスクの容量にムダもなくなるし、プログラムの読み込みの時間もロスもなくなります。
また、プログラムを開発する時間も、短縮できます。
いいことだらけじゃないですか?
え?、良くわからないですか??
それでは、実例(?)です。
◆実例(たとえれば・・・・)
会社の中でたとえますね。
おのおのの社員が、業務で報告書を作成する必要があります。
それぞれ、ばらばらに報告書を作成しています。
毎回毎回それぞれの人が、白紙の状態から報告書を作り上げます。
でも、作り上げる報告書の形はまったく一緒です。
それぞれ、報告書作成にとっても時間が掛かっています。
ある日、報告書の雛形を作りました。
それをみんなで使うようになり、報告書作成の時間が大幅に短縮されました。
これです。
社員=アプリケーションソフト
雛形=DLL
でおきかえてみてください。
わかりますか?(笑)
◆なぜ、置き換えてはいけないのか?
パソコンに新しくアプリケーションソフトをインストールするときなどに、【DLLを上書きしますか?】と言うメッセージが出てくる時、「普通は上書きはしないほうがいいよ!」って聞きますよね?
なんででしょう?・・・の回答です。
今まで、インストールしてあったアプリケーションソフトは、共通のDLLを使って正常に動作していました。
そこへ、新しいアプリケーションソフトインストールしようとしたときに、【DLLを上書きしますか?】とメッセージが出たということは、以前のDLLとは違うDLLがインストールされようとしている可能性があるわけです。
そこで、上書きしたとすると、以前正常に動いていた複数のアプリケーションソフトが動かなくなる可能性が出てきます。
仮に、上書きしなくて新しいアプリケーションソフトが正常に動かなくても、被害は1つのアプリケーションソフトだけに留まります。
しかし、上書きしてしまったら、今まで正常に動いていたすべてのアプリケーションソフトが動かなくなる可能性があります。
ということで、DLLは上書きしないほうが良いということです。
無用な危険は冒さないようにしたいものですね。
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2005年07月23日 00:38