隠れた司令塔
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パソコンを動作させるには、能力の高い選手達(パーツのことです)が必要不可欠です。
CPU(ペンティアムⅣなど)やメモリー、ハードディスクやキーボードなどなど・・・
ただし、優秀な選手がそれだけ揃っても、お互いばらばらに働いたのでは、本来の性能を発揮するどころか、まともに動作しません。
そこで、パソコン内の司令塔の登場です。
その司令塔の名は、「水晶発振子」
基準クロックを、作り出しています。
でも、あまり表にはでききません・・・
◆基準クロックとは?
よく、パソコンを買うときの、うたい文句に・・・「ペンティアムⅣ 2G 搭載」なんて、見たことありませんか?
この、【2G】とは、クロック周波数が2GHz(2ぎが、へるつ)で動くってことなんです。
下図の1つ目の赤丸から、2つ目の赤丸までのサイクルが、1秒の間に変化することを1Hzと言います。
通常、CPU(ペンティアムⅣなど)は、この1度のサイクルで、1つの命令を実行します。(2や3サイクルで実行される命令もあります。)
2GHzとは、1秒間に20億回ものサイクルによって動作しています。
CPUは1秒間に、最大20億の命令をこなしているわけです。
凄い性能ですね。
この、2GHzの信号を基準に、CPUだけでなくメモリーやハードディスクなど、すべての部品が連動して動いています。
(メモリーや、その他の周辺部品は、CPUほどの高速では動作しません。実際には、この2GHzの信号を基準に、その何分の一の周波数に変換して利用しています。)
でも、この基準の信号はCPUが出しているのではありません!
CPUやその他すべての部品は、ある部品の命令にしたがって動いています。
◆司令塔は、水晶発振子
この2GHzと言うサイクルを、クロック周波数と呼びます。
クロックとは、時計のことですね。
時計のように、正確に時を刻むと言う意味合いなのでしょう。
水晶発振子は、電圧を加えてやるだけで正確に時を刻む、クロックを出力します。
水晶発振子がとまると、パソコンもとまります。
まさに、パソコンの心臓部
水晶発振子が、CPUやメモリーなどを操って、パソコンは正常に動き出します。
まさに、隠れた司令塔です。
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2005年07月19日 19:28